会津藩の城下町として栄え、
今もサムライ文化の面影を残す会津若松。
豪雪地帯ならではの風土が生み出した手仕事の伝統文化。
会津富士とも言われる磐梯山の噴火により生まれた
五色沼などの神秘の絶景。
ここにしかない歴史・文化・風土を体感しよう。
明治維新(1868年)の際、新政府軍と旧幕府軍が最後まで戦ったことで知られる会津地域。彼らの道理を重んじる実直な精神性は、現代の会津人にも息づいていると言われる。
また、会津若松から少し足を延ばせば、日本の文化遺産に選定されている宿場町「大内宿」があり、江戸時代の名残を今も色濃く残す茅葺屋根の民家と景観など、古き良き文化や史跡が多く残されている。
古より噴火と山体崩壊を繰り返してきた「磐梯山」。
約5万年前の噴火によりできた猪苗代湖や、1888年の噴火によって生まれた神秘の湖沼「五色沼湖沼群」はミシュラン・グリーンガイド1つ星に認定。
裏磐梯エリアのほとんどが国立公園に含まれており、自然が創りだした景勝地が楽しめるのも会津エリアの魅力だ。
豪雪地帯で、冬は外に出ることができず屋内での仕事が発達したことにより生まれたといわれる、会津の手仕事。時代ごとの文化・技術の流入によって磨き上げられた。
400年以上の歴史を持つと言われる「会津塗」や、職人の技が光る「絵ろうそく」のほか、米どころ・水どころならではの「酒造り」など、丁寧な技が光る工芸や文化を感じよう。
会津若松市エリア
会津若松市のシンボル。新政府軍と戦った戊辰戦争(1868年)では約1か月に及び猛攻に耐えたことから「難攻不落の名城」としても有名。その後取り壊されたが、1965年に天守閣が再建され、2011年には屋根瓦が当時の赤瓦にふき替えられた。
〒965-0873
福島県会津若松市追手町1-1
会津若松市
会津藩の歴史的建造物、遺品、体験を通じて、当時の文化や歴史に触れることができるミュージアム。広大な敷地内には、復元されたかつての居宅や茶室などが並び、武士たちが暮らした時代を感じることができる。
〒965-0813
福島県会津若松市東山町大字石山字院内1
会津若松市
国の重要文化財。会津藩が作った青年部隊「白虎隊」のお墓がある飯盛山に位置する。ぐるりと巻いた外観から「さざえ堂」と呼ばれている。(正式には「円通三匝堂」)内部は一本道のスロープで、誰ともすれ違わない一本道になっている。
〒965-0003
福島県会津若松市一箕町八幡滝沢155
会津若松市
歴代会津領主が愛した別荘地。領主が領民たちを疫病から救いたいと園内に薬草園を設けたことから「お殿様の薬園=御薬園」と呼ばれるように。約400種にも及ぶ草花が植栽されており、春の梅・桜や秋の紅葉、冬の雪景色など四季折々の風景が魅力。
〒965-0804
福島県会津若松市花春町8-1
磐梯町
800年代に南都(現・奈良県)で法相教学を学んだ僧・徳一により開かれた寺。磐梯山のふもとに位置し1800年代に廃寺となるまで1000年以上の歴史を刻んだ。その後1970年には国の史跡に指定され、近年、金堂や中門が復元された。
〒969-3301
福島県耶麻郡磐梯町大字磐梯字寺西38
北塩原村
磐梯山の噴火により湖底に沈んだ「桧原宿」のジオラマや、多くの歴史的人物が通ったとされる「会津米澤街道」の資料などを展示・紹介。併設の「奥裏磐梯らぁめんや(旧:しおや)」では特産の会津山塩を使った「会津山塩ラーメン」を食べることができる。
〒966-0501
福島県耶麻郡北塩原村桧原苧畑沢1034−19
下郷町
約400年前、江戸時代の頃の風情を残す名所。昔は会津から日光まで向かう街道の宿場町と栄え、今でも当時の伝統的な茅葺き屋根が連なる風景はどこかタイムスリップした気分を味わえる。古民家がそのままお店として利用されており、お食事、買い物などが楽しむことができる。
〒969-5207
福島県南会津郡下郷町大内
猪苗代町、磐梯町、北塩原村
猪苗代町・磐梯町・北塩原村の3町村にまたがる標高1816mの火山。「会津冨士」とも呼ばれ、日本百名山にも数えられているほか、2011年には日本ジオパーク認定もされた。数度の噴火・山体崩壊により、ふもとに風光明媚な名所を生み出している。
詳細を見る北塩原村
裏磐梯(磐梯山の北側)にある最大の湖。春には桜、夏には新緑、秋には紅葉、冬には雪景色と季節ごとに表情を変える。冬、湖面が結氷すると表情を歩くことができ、湖に穴を開けて釣る「ワカサギ釣り」は冬ならではのお楽しみ。
〒966-0501
福島県耶麻郡北塩原村檜原
北塩原村
1888年の磐梯山の水蒸気爆発により誕生した「五色沼湖沼群」。2016年にミシュラン・グリーンガイド1つ星に認定された。エメラルドグリーン、コバルトブルー、パステルブルー…など、季節や天候によって多彩な色合いを見せることからその名がついた。
〒966-0501
福島県耶麻郡北塩原村檜原
北塩原村
約50万年前の猫魔ヶ岳の火山活動によって誕生したカルデラ湖。国の天然記念物に指定されており、ニッコウキスゲの生息株数は日本一。例年6月下旬~7月初旬に見ごろを迎える時期は、湿原一面が黄色い絨毯に覆われ幻想的な雰囲気に。
〒966-0501
福島県耶麻郡北塩原村檜原
会津若松市、郡山市、猪苗代町
会津若松市・郡山市・猪苗代町にまたがる、日本で4位の広さを誇る湖。透明度が高いため「天を映す鏡(天鏡湖)」とも称される。夏には湖水浴や水上スポーツが楽しめるほか、冬にはシベリアから飛来する白鳥たちの群れを見ることができる。
〒969-3101
福島県耶麻郡猪苗代町
北塩原村
グランデコの山頂エリアから向かうことができる山形県との間にまたがる山。冬には広大に広がる樹氷群を一望できる。また、磐梯山と桧原湖を同時に望むことができる絶景もおすすめ。
〒966-0501
福島県耶麻郡北塩原村檜原
400年以上の歴史を誇る漆器。山々に囲まれた盆地特有の湿潤な気候が漆を扱う環境として適していたことから普及した。縁起のいい意匠や美しい装飾に加え、水が染み込みにくく、酸やアルカリにも強く丈夫なのも特徴。
会津各地
詳細を見る菊や梅などの美しい絵柄が描かれたろうそく。約500年前、当時の領主・芦名盛信が漆の植樹を奨励したことから、ろうそく作りが始まった。その後、近江国(現在の滋賀県)から技術者を招き改良を行う中で絵が描かれるようになった。
会津各地
詳細を見る美味しい日本酒を作る条件とされる「寒冷な気候」「美味しい水」「美味しい米」が揃っている会津地域には、全国的にも有名な酒蔵が多数。会津若松市内にある老舗「末廣酒造」など、昔ながらの建物が残る酒蔵も。
会津各地
詳細を見る会津若松市
1803年に完成した学校で、広大な敷地内に武道場や天文台、プールなどが作られた。当時、会津藩士の子弟は10歳で入学し勉学や武道に励んだ。現在は弓道や座禅などの武士道体験や、「赤べこ」などの絵付け体験も楽しめる。
〒969-3441
福島県会津若松市河東町南高野高塚山10
会津地方各地で正月に開かれるお祭り。雪に覆われる極寒の会津も、この日ばかりは多くの人で賑わう。中でも会津若松市で開催される「十日市」が最も規模が大きい。初市では縁起物とされる民芸品・起きあがり小坊師や風車、だるまなど。
会津各地
詳細を見る会津若松市
会津若松のシンボル鶴ヶ城公園内に、屋台村が登場。ライトアップされた天守閣とともに、会津の味覚を楽しめる。
開催日:2024年12月7/8/9/14/15/21/22/28/29日、2025年1月11/12/18/19/25/26日、2月1/2/15/16/22/23日
〒965-0873
福島県会津若松市追手町1−1(鶴ヶ城)